フリートリヒ・デュレンマット 原作
“ office force の 『 事故 』 ”  
〜 湖面に霞む月の宿 編 / 朧に舞う雪の宿 編 〜
翻訳 種村 季弘  潤色/演出  山岡 弘征 

ある日の夕方、自宅への帰路に就く狩野の運転していた車が、不意に田舎道で動かなくなってしまう。 修理には一晩を要するらしく やむなく一晩宿をとる事にしたのだが、あいにく宿屋は満室。 その薦めで、不動という老人の邸を訪ねることになる。
向ってみると思いもよらず歓待に遇うのだが、毎晩行われる ちょっとした催しへの参加を頼まれてしまう。
 その催しとは、退職官吏による『裁判ゲーム』だというのだが・・・


公演日程 2008年3月19日(水)〜23日(日)
劇場    銀座みゆき館劇場
料金    前売3500円 当日3800円 [日時指定・全席自由]
各公演終了後に別versionの公演チケットを 割引価格 2000円にて販売致します。
事前予約等、くわしくはお問合せ下さい。



月の宿編」と「雪の宿編」 の異なる設定の二つの物語がございます。お間違い無きようご注意願います。

 
 半世紀前のデュレンマット原作の「 事故 」を題材とし、office force 色豊かに大胆な解釈を施した、「 閑静な避暑地の洋館を訪れた男 」「 人里離れた山間の温泉宿を訪れた女 」を主人公とする、設定を異にする二つの物語。そこで展開される“裁判ごっこ” なるゲームを通じ、何も無いところから 言葉巧みに主人公を追い込む退職官吏たち。
 やがてその存在が暴かれ、主人公自身が驚愕する 巧妙に隠蔽された“罪”。新たに、被告を追い詰める住人たちに 原作にはない視点と役割を担わせ“裁く”という人間特有の思考の源泉を見詰め直す、office forceとして初めて他者の戯曲を取り上げた作品。

お申込やお問い合わせは オフィシャルホームページ http://www.officeforce.jp